ミシュラン社、顕微鏡を活用して品質管理を向上

ミシュラン社、顕微鏡を活用して品質管理を向上

ミシュランのカスタマーサービス部はタイヤ製造現場で点検、管理を定期的に実施し、社内の他の製造現場や金型・
金属部品のサプライヤーへフィードバックを提供し、技術的な判断にの指導を行っています。 これらの点検を効率的に
実施するために、カスタマーサービス部は現場で利用できる次の条件を満たす顕微鏡が必要でした。

  •  頑丈かつコンパクトで現場に持ち込みやすいこと。
  •  どんな欠陥も明確に映し出し、際立って見せることができ、理想的には多重反射を避ける偏光カメラが搭載され
    ていること。
  • 高画質で、拡大範囲が広く、正確な診断ができること。
  • 使いやすく、迅速な意思決定のためにスマホと接続して遠隔で協働作業ができること。

導入事例:タイヤ製造用洗浄設備の品質管理

洗浄品質の点検にDino-Lite顕微鏡を利用。拡大機能と高画質により、残った汚れの確認が可能です。顕微鏡をスマ
ホに接続し、XpertEyeを使ってリアルタイムで遠隔のユーザーを共有が可能です。

メリット:

現場での迅速な分析で適切な意思決定が可能

導入事例:レーザー刻印の品質管理

ミシュランは金型の表面処理にレーザー刻印を使用しています。肉眼では見えにくい金型の刻印も、Dino-Lite顕微鏡で検査することで、レーザーによる刻印部分がはっきりと確認でき、その清潔さを簡単に評価することができます。例えば、顕微鏡により刻印部分の内側に溜まったほこりが把握できます。このほこりが刻印を詰まらせてしまい金型の品質に影響を与えます。このような分析は手軽に素早く実施でき、正確な情報を得ることで品質向上につながります。

メリット:

一度のトライで良質のタイヤを製造

導入事例:タイヤエンベロープの点検

Dino-Lite顕微鏡は、正確なタイヤエンベロープ点検を行うためにも利用されています。XpertEyeとの接続中に顕微鏡画像を共有することで、ワイヤロープの破損の種類や欠陥の原因をお客様に説明することが可能です。さらに、Dino-Lite顕微鏡の偏光処理により、光沢や反射の多い金属面にも対応します。これにより、ケーブルの端などの、スマホのカメラだけでは把握が難しい部分の正確な画像を共有することができます。

メリット:

  • 時間の節約:より迅速な意思決定
  • タイヤ開発者へのより正確なフィードバック
  • お客様が来社される手間を省ける